口腔外バキュームで感染予防
こんにちは。2021年9月に東岸和田で新規開院する「セントティースデンタルクリニック」の院長高階です。
今回は当院各チェアーに設置される「口腔外バキューム」についてお話ししたいと思います。
新型コロナウィルスによる感染症により患者さん従業員ともに感染対策の意識が高まっていると思います。
クリーニングを受けている時や、虫歯で歯を削っているときなど、歯科治療中に生じる飛沫や不快なニオイが気になった事ありませんか?
治療ではどうしてもこうしたエアロゾルが発生してしまいます。エアロゾルとは、粉塵や煙、ミスト、大気汚染物質などといった空気中に浮遊している粒子のことです。
治療時に口腔外に漏れる有害な飛沫やニオイには様々なものがあります。
•歯牙の切削粉塵やタービンからの水
•スケーラーの水や歯面清掃時のパウダー
•義歯や仮歯調整時の切削粉塵
•歯牙の切削時に発生するニオイ
•レーザーや電気メス使用時の歯肉の焼けたニオイ
•薬品臭
などがあります。
また、治療中の切削粉塵などは、目に見えないほど微細なものであるだけに、知らず知らずのうちに肺に取り込まれています。歯科医師の呼吸器疾患罹患率が一般より高いことを考えると、治療中に生じる切削粉塵は人体に悪い影響を及ぼす可能性は高く、決して無視できません。
そこで当院では皆さんの不安を少しでも取り除き、安心して治療を受けてもらうために、全てのチェアーに「口腔外バキューム」を設置する予定です。当院では「フリーアーム•アルテオ-F」というもので、従来のものより騒音が低減などパワーアップしています。口腔外バキュームは口腔外に漏れる有害な浮遊粉塵(エアロゾル)やニオイをすばやくキャッチし吸引します。口腔外バキュームの使用により、診療チェアーの周辺だけでなく、院内全体の粉塵量の減少に効果があるというデータもあります。診療室をクリーンなで快適な環境に保つことで、患者さんはもちろん、我々従業員の健康を守るのに役立つ設備となっております。
「口腔外バキューム」は、飛沫感染や呼吸器疾患の予防だけでなく、患者さんの着衣や頭髪へのニオイの付着を防ぐことができます。このように口腔外バキュームは良いこと尽くめです。皆さんに安心して通っていただける医院になるように今後も努めていきたいと思っています。
このブログでは当院の情報や歯科の情報を定期的にお伝えしたいと考えています。
セントティースデンタルクリニック
医院長 髙階繭次
https://st-teeth.com
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