オーラルフレイルになっていませんか?
- 2021年12月15日
- お知らせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニック です。
今日は「オーラルフレイル」についてお話ししたいと思います。
そもそも「フレイル」とは何かと言いますと、加齢により心身が老い衰えてしまった状態のことです。「オーラルフレイル」とは、かんだり、飲み込んだり、話したりするための口の中の機能が衰えることを言います。オーラルフレイルの高齢者は全身のフレイルに移行するリスクが高くなることが明らかにされています。
オーラルフレイルは、自分の歯が少ない、硬い食品が食べづらい、むせやすい、食べこぼす、口がかわく、舌の力が弱い、滑舌が悪くなった、など様々なお口のトラブルから評価します。それらが重なると「口腔機能低下症」として治療が必要になります。
口の健康に対する関心の低下や、口のささいなトラブルからオーラルフレイルは始まり、次第に食べる機能自体や食事摂取量が低下していきます。これが進行すると低栄養や摂食嚥下障害になるリスクが高まり、最後には要介護の原因にもなり得ます。このような事態を招かないように、早い段階で失われつつある口腔機能を改善することが必要となってきます。
口腔機能の低下に対してどのように対処していけばよいでしょうか。口腔機能の維持や工場には舌や口の周りのトレーニングが有効です。体のトレーニングで全身の筋肉が鍛えられるように、口腔内の筋肉も鍛えましょう。まずは準備運動として、深呼吸で鼻から吸って口から吐くことを意識し、さらに首のストレッチで首や肩周りの筋肉をほぐすことから始めましょう。食事前に行うのがおすすめです。
お口の健康は、全身の健康にも影響してきます。元気で健康な生活をおくれるように、口の中の問題があれば些細なことでもご相談ください。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
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