ガムブリーチについて
- 2024年10月30日
- 一般
こんにちは。セントティースデンタルクリニックです。
「ガムブリーチ」(Gum Bleaching)は、歯肉の美観を改善するために行われる美容的な処置で、主に歯肉の黒ずみや色素沈着を取り除き、より健康的で美しいピンク色の歯肉を実現することを目的としています。特に歯肉の色が目立ちやすい人や、歯肉が笑顔に大きく影響を与える場合に人気があります。
歯肉の黒ずみや色素沈着の原因
歯肉の色が黒ずんだり、茶色っぽくなる原因はさまざまで、主に以下のようなものが挙げられます。
1. メラニン沈着:肌と同様に、歯肉にもメラニン色素が存在します。遺伝的にメラニンの量が多い人は、歯肉が黒ずみやすくなります。
2. 喫煙:タバコのニコチンやタールが、歯肉に色素沈着を引き起こし、歯肉の色を暗くする原因となります。
3. 加齢:年齢とともに歯肉の血流が減少し、歯肉の色がくすんでくることがあります。
4. 薬の副作用:一部の薬剤が歯肉の色を変化させることがあります。
5. 炎症:歯肉が健康でない場合、炎症によって色が変わることがあります。
ガムブリーチの主な方法
ガムブリーチにはいくつかの方法がありますが、最も一般的なものは次の2つです。
1. ケミカルピーリング
•特殊な薬品を歯肉に塗布し、歯肉の表面を化学的にピーリングすることで、黒ずみや色素沈着を除去します。
2. レーザー治療
•レーザーを用いて歯肉の表面の色素沈着した組織を除去します。
施術の流れ
ガムブリーチの施術は以下のような流れで進行します。
1. カウンセリングと診察:まずは歯科医師による診察を受け、歯肉の状態を確認し、ガムブリーチが適切かどうかを判断します。また、色素沈着の原因や施術後の見た目についても相談します。
2. 麻酔:基本表面麻酔のみで施術可能です。場合によっては局所麻酔が行われ、施術中の痛みを最小限に抑えます。
3. 色素の除去:薬剤により、歯肉の黒ずみや色素沈着を除去します。施術は通常1時間未満で完了します。
4. アフターケア:施術後は歯肉が敏感になり白濁するため、歯科医の指示に従って歯肉を保護します。治癒期間は通常1~2週間で、完全に自然なピンク色の歯肉に戻ります。
効果と持続性
ガムブリーチの効果は個人差がありますが、1回の施術でかなりの改善が見られる場合が多いです。ただし、メラニン沈着の強い人や、喫煙習慣が続く場合、再び黒ずみが現れる可能性もあります。再度施術を受けることは可能ですが、喫煙などのライフスタイルの改善が推奨されます。
注意点とリスク
•一時的な歯肉の腫れや痛み:施術後に歯肉が一時的に腫れたり、白くなることがありますが、通常は数日で治まります。
•施術結果の個人差:元の歯肉の状態によって、得られる結果が異なる場合があります。また、完全に黒ずみが取り除けないこともあります。
•再発の可能性:特に喫煙者の場合、色素沈着が再発するリスクが高くなります。
ガムブリーチは、口元の見た目を大きく変えることができる処置ですが、効果の持続性を保つためには、日常のケアや生活習慣の見直しが大切です。施術を希望する場合は、歯科医師と十分に相談し、適切な治療法を選ぶことが重要です。歯肉の色が気になる方は是非一度ご相談ください。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
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