ボトックス治療について
- 2025年6月4日
- 咬み合わせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニック です。
本日はボトックス治療についてお話ししたいと思います。
ボトックス(ボツリヌストキシン)は、筋肉の過剰な動きを抑えるために使われる薬剤で、美容だけでなく医療目的でも活用されています。歯科で用いられる目的を説明していきます。
1. 歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)
咬筋(あごの筋肉)にボトックスを注射することで筋肉の過活動を抑え、歯ぎしり・食いしばりによる歯や顎関節へのダメージを軽減します。
2. 顎関節症の緩和
咬筋の緊張をほぐし、顎関節への負担を軽減させます。また、痛みの緩和や開口障害の改善が期待されます。
3. ガミースマイルの改善
笑ったときに歯肉が多く見える状態を抑えます。
上唇を引き上げる筋肉(上唇挙筋)にボトックスを注射します。
4. フェイスラインの引き締め
エラの筋肉(咬筋)を緩めることで、顔がシャープに見える効果もあります。
効果について
・注射後3~7日程度で効果が出始めます
・3~6ヶ月程度の持続効果があります
効果を維持するためには、定期的なボトックス治療が推奨されます。継続的に施術することで持続時間が長くなる傾向があります。
副作用について
一時的に内出血や腫れが出現することがあります。軽度の場合がほとんどです。
筋力低下や違和感が一時的に現れることがあります。
ボトックスは筋肉内で、分解・代謝され体内で蓄積せず、安全性は高いとされています。
ボトックス治療は保険の効かない治療になりますが、噛み合わせでトラブルの多い方に効果的な治療になりますので、是非ご相談ください。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目29番3号 STELLA BLDG 2F