先天性欠如歯について
こんにちは。
セントティースデンタルクリニックです。
先天性欠如歯とは、生まれつき歯の一部が形成されず、永久歯や乳歯が存在しない状態を指します。
これは、歯の発生過程で遺伝的または環境的要因が影響を与えた結果として生じます。
日本人では特に永久歯において比較的よく見られる現象であり、約5~10%の人々が何らかの形で先天性欠如歯を持つとされています。
欠如しやすい歯
先天性欠如歯は特定の歯に多く見られます。
例えば、第三大臼歯(親知らず)は欠如が最も一般的で、次に側切歯(前歯の隣の歯)や第二小臼歯(前から5番目の歯)が影響を受けることが多いです。
症状と影響
欠如歯がある場合、隙間ができることによる見た目の問題や、咬合(かみ合わせ)の不調が生じる可能性があります。
また、隣接する歯が移動したり、歯列全体のバランスが崩れたりすることもあります。
さらに、食べ物が詰まりやすくなったり、発音に影響を及ぼすケースもあります。
診断
先天性欠如歯は、一般的にレントゲン検査や口腔内診察で確認されます。
永久歯が生え始める時期に歯が存在しない場合や、乳歯が抜けずに残っている場合に気づかれることが多いです。
先天性欠如歯は比較的一般的な口腔内の問題ですが、早期に診断し適切な対応を行うことで、見た目や咬合、機能面の問題を最小限に抑えることが可能です。
歯科医と相談し、最適な治療計画を立てることが重要です。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
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