口内炎について
- 2023年2月4日
- お知らせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニックです。
今日は、口内炎について原因や対策についてお話ししたいと思います。
口内炎ができて食事がしづらかったり、痛くて会話しづらいなど過去に困ったことは誰しもあると思います。
中には口内炎を頻繁に繰り返し苦労されている方も多く見られます。運が悪く口内炎ができるわけではなく、口内炎ができる原因が必ずあるので、それを理解しアプローチしていくことが重要となってきます。
では、口内炎の原因を上げて説明していきます。
・口の乾燥
口の中が乾燥するということは、口腔内の保護している唾液が少なくなっているということです。唾液が少ない状態だと口の中の粘膜の防御が弱くなり、さらに細菌も繁殖しやすくなり、口内炎を引き起こします。口呼吸や薬、病気の影響で口の中は乾燥します。
飲んでいる薬を勝手に飲まないわけにはいかないので、口が乾燥しないように小まめに水分補給したりすることが大切です。
・ストレス、睡眠不足
ストレスや睡眠不足により口の中の組織が代謝不良を起こし、結果口内炎が起こります。疲れなどがあると免疫力が下がりより症状は悪化します。
口の中の管理だけでなく、規則正しいストレスの少ない生活を送ることが必要です。
・栄養不足
口の粘膜の代謝にビタミンBが大きく関わっています。食生活が乱れたり、偏りがあると口内炎ができやすくなります。食事内容は口の健康だけでなく、身体の健康に直接影響するのでしっかり見直しましょう。バランスのとれた食生活が口内炎の発生を抑えます。
・物理的刺激
口の粘膜を噛んでしまったり、歯ブラシや食事の時に傷がつくことで口内炎が起こります。また、入れ歯が合わなかったりすることでも口内炎が起こります。歯や噛み合わせの治療、入れ歯の調整で改善します。
・ホルモンバランスの乱れ
妊娠中や生理前に免疫力が低下することで口内炎ができやすくなります。また。ホルモンバランスの乱れにより唾液量が減ってしまうことも影響します。
・細菌やウイルス
ヘルペスウイルスなどのウイルスや、カンジダなどの真菌などの影響で口内炎を引き起こすことがあります。複数口内炎ができたり、強い痛みを伴うことが特徴です。口腔衛生状態が悪いことでさらに口内炎ができやすく、悪化します。
・タバコ
喫煙することにより歯肉の血流が減り免疫力が低下したり、歯肉に刺激が及ぶことで口内炎を引き起こすと考えられています。急に禁煙とはいかないと思うので、少しずつでも喫煙量を減らすようにして下さい。
以上、口内炎の原因はたくさんあります。日頃から各々のリスクを減らし、口内炎が起こりにくいような生活習慣を送って頂くことが重要です。
口内炎を長期間放置しておくと悪い病気を引き起こすこともあるので、症状の小さいうちに相談下さい。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目29番3号 STELLA BLDG 2F