歯と歯の間の清掃器具について
- 2023年9月8日
- お知らせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニックです。
今日は歯と歯の間の清掃器具についてお話しさせて頂きます。
歯と歯の間の清掃器具は、歯間ブラシ、デンタルフロスがあります。
歯間ブラシは一般的に細長い柄に取り付けられた小さなブラシで構成されており、さまざまなサイズや形状があります。
歯と歯の間のサイズに合わせて適切な歯間ブラシを選ぶことが重要であり、歯科医師や歯科衛生士が選ぶサイズを指示してくれることもあります。
主な利点は、歯と歯の間に入り込んだ歯垢や食べカスを効果的に取り除くことができる点です。
特に歯ブラシでは難しい狭い隙間やブリッジ、義歯、矯正装置を使用している場合には、歯間ブラシが重要な役割を果たします。
歯間ブラシはデンタルフロスと同様に、正しい使い方を習得することが重要です。
初めて使用する場合は、歯科医師や歯科衛生士によるデモンストレーションやアドバイスを受けると良いでしょう。
歯間ブラシは使い捨てタイプと再利用可能なタイプがあります。
再利用可能なタイプは、使用後にきれいに洗浄して保存する必要があります。
また、毛先が曲がったり、摩耗したりしたら交換することも重要です。
デンタルフロスは、歯と歯の間に挟んで歯垢や食べカスを取り除くために使用される細い糸状の器具です。
歯科衛生士や歯科医師が日常的な歯の清掃において重要性を強調する一方で、正しい使い方に慣れるまでには少し練習が必要なこともあります。
デンタルフロスは通常、ナイロンやプラスチックなどの耐久性のある素材で作られてお的に約45センチから50センチ程度の長さがあります。
使い方は、フロスを両手の指に巻き付け、中央部分を歯と歯の間に挟み込んで優しく動かすことで、歯と歯茎の間の汚れを取り除きます。
デンタルフロスの主な利点は、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間のプラークや食べカスを取り除くことができる点です。
これにより、歯間部の清潔さを保つことができ、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
歯科医師や歯科衛生士は、デンタルフロスを適切に使う方法を指導してくれるので、初めて使う方は専門家のアドバイスを仰ぐことがおすすめです。
正しいテクニックを習得することで、歯と歯茎を傷つけることなく、効果的な清掃が可能となります。
デンタルフロスは、従来の糸状のものだけでなく、ホルダー付きのY字型など、さまざまな形状の製品があります。
一般的に、デンタルフロスは毎日の歯磨き前に使用することが推奨されています。
しかし、歯と歯茎に不快感を感じる場合や、他の清掃器具と組み合わせて使いたい場合など、個人の状況によって使用頻度や方法は異なります。
【 歯間ブラシの使い方 】
①適切なサイズの歯間ブラシを選ぶ:歯間ブラシには異なるサイズや形状があります。歯と歯の間の隙間のサイズに合った適切な歯間ブラシを選びましょう。歯科医師や歯科衛生士が選ぶサイズを指示してくれることもあります。
②歯間ブラシを挿入する:歯間ブラシの先端を歯と歯の間に優しく挿入します。ブラシを無理に押し込む必要はありません。歯と歯茎を傷つけないように注意しましょう。
③前後に動かす:歯間ブラシを前後に動かして、歯間にたまった歯垢や食べカスを除去します。優しく動かすことで、効果的に清掃することができます。
④ブラシの向きを変える:一つの歯間をきれいにしたら、ブラシの向きを変えて次の歯間を掃除します。隣り合う歯間も同様に清掃しましょう。
⑤ブラシの毛先を曲げないようにする:歯間ブラシの毛先は曲がりやすいので、注意して使用しましょう。毛先が曲がってしまった場合は、新しいブラシに交換してください。
⑥使い終わったら洗浄する:歯間ブラシを使用した後は、きれいに洗浄してから保存します。再利用可能なタイプの場合は、しっかりと乾かしてから保管しましょう。
【 デンタルフロスの使い方 】
デンタルフロスは大きく分けて、指巻きタイプと持ち手(ホルダー)付タイプがあります。
・持ち手付きフロス(Y字型)の使い方
①左右に動かしながら、歯と歯のあいだにゆっくり挿入します。
歯と歯の接している部分を通す時は、きつく感じる場合がありますが、勢いよく入れると歯ぐきを傷つけてしまうので注意しましょう。
②歯ぐきに少し触れるまで挿入したら、隣り合った歯それぞれの側面に沿って上下に動かし、歯垢を取り除きます。
特に歯並びがそろっていない場合は、歯ブラシの毛先が届きにくく汚れが取れていないことも多いので、念入りにしましょう。
③歯間から抜き出すときも、ゆっくり横に動かしながら取り出します。
・ロールタイプ(切るタイプ)の使い方
① 1回で使用分の長さ(約40cm)をケースから取り出して切る。
肘までの長さが目安です。
②指に巻きつけます。
左右の中指に2〜3回巻きつけ、指と指の間を1~2cmの長さにします。
③歯と歯の間に挿入します。
歯と歯の間にデンタルフロスを当て、横に動かしながら、ゆっくり歯と歯の間に入れます。鏡を見て場所を確認しながら使用しましょう。
④上下に動かし歯垢を落とします。
歯の根元まで入ったら、歯に巻きつけるようにして、上下に動かし歯垢を落とします。隣り合った歯の両方の面を清掃します。
⑤横に動かしながら取り出します。
取り出す時も、横に動かしながらゆっくり取り出します。
これらの清掃器具は、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間のプラークや食べカスを除去し、歯周病や虫歯の予防に効果的です。
歯と歯の間の清掃は、日常の歯磨きと同じくらい重要なので、定期的に使用することをお勧めします。
歯科医の指導を仰ぎながら、自分に合った清掃器具を選んで使うことが、口腔衛生を維持するために大切です。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
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