歯に力がかかることで起こるトラブル2
- 2022年10月14日
- お知らせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニックです。
今日は、前回お話しした歯に力が加わることで起こるトラブルやリスクについて続きをお話ししたいと思います。
前回は歯に力がかかることで歯が悪くなりやすいということと、力がかかることで引き起こされる問題について説明しました。
今回はそのトラブルが起こらないようにするにはどうしたら良いのかについて説明していきます。
・マウスピース装着
歯は寝ている間に食いしばりや歯ぎしりで痛んでいます。その力は無意識にかかるもので、日中意識のある強い食いしばりの数倍の負担が歯に加わっていると言われています。夜間無意識下でコントロールするのは、不可能なのでマウスピースを装着いただき歯にかかる負担を軽減します。
マウスピースは夜間の睡眠中だけでなく日中使用いただいても大丈夫です。
運動やスポーツをしている時も強く噛みしめることになるのでマウスピースの使用を推奨します。
歯ぎしり食いしばり用のマウスピースは保険で対応できます。スポーツ用マウスピースは自費になっています。
・日中の食いしばりを意識する
以前ブログで説明した歯列接触癖TCHというものがあります。口を閉じた状態で歯が上下で接触していないか意識して離すよう、日々繰り返すことが大切です。
また、猫背のように姿勢が悪いと食いしばりが起こりやすくなり、正しい姿勢を意識することも重要です。
・バランスよく噛む
食事の際に、右噛みや左噛みなど偏った噛み方をすることで一方の歯に負担がかかってしまいトラブルを引き起こすこともあります。意識して改善すればいいのですが、歯を失っていてそもそも噛めない、歯並びが悪く片方が噛みにくいなど治療を行わなければ改善しないこともあります。
歯にかかる力は食事をする限りゼロにするのは不可能ですが、実際不必要に負担がかかっているタイミングが多く、意識することで歯の寿命は変わってきます。
歯磨きなどのお掃除だけでは歯は守ることができないことを理解いただき、少しでも健康に食事を楽しめるよう一緒に頑張っていきましょう。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目29番3号 STELLA BLDG 2F