歯を失ってしまった時の治療法について
- 2025年3月12日
- お知らせ
こんにちは、セントティースデンタルクリニックです。
本日は、歯を失ってしまった時の補う方法についてお話ししたいと思います。
欠損補綴(けっそんほてつ)
歯を失った部分を補う治療のことです。
主に
①ブリッジ
②入れ歯(義歯)
③インプラント
この3つの方法があります。
【それぞれの強さや特徴】
① ブリッジ(固定式)
強さ:★★★☆☆
(比較的強いが支えの歯に負担がかかる)
メリット
・固定式のため装着後違和感があまりない
・保険適用可能(材質による)
・支えの歯の根に問題がなければ2〜3回で治療できる
デメリット
・支えとなる歯が健康な場合もブリッジを支え固定するため削る必要がある
・支えになる歯に大きな負担がかかり、将来的にその歯を失う原因の一つとなる
・歯のない部分の骨が痩せる
・清掃が難しく不衛生になりやすい
② 部分入れ歯・総入れ歯(取り外し式)
強さ:★★☆☆☆
(咬む力はやや弱いが、調整しやすい)
メリット
・取り外し式で手入れがしやすい
・歯を削る量が少ない(部分入れ歯の場合)
・保険適用可能(保険外の素材もあり)
・ブリッジでは適応できない大きな欠損にも有効
デメリット
・噛む力が健康な状態に比べ30〜40%くらいになる
・違和感が出やすい(慣れが必要)
・バネによる隣の歯への負担が大きい
・バネが見えることがある
③ インプラント(固定式)
強さ:★★★★★
(最も強く、天然歯に近い咬合力)
メリット
・顎の骨に人工歯根(チタン製)を埋め込むため、しっかり噛める、健康な状態の歯の約80%回復する
・見た目が自然で違和感が少ない
・隣の歯を削る必要がなく他の歯に負担をかけない
デメリット
・外科手術が必要(治療期間が長い)
・顎の骨の状態によってはできない場合がある
・自費診療(高額になる)
まとめ
全ての患者様に全ての治療法が選択できるわけではありません。
残っている歯の歯周病、虫歯の状態などによっても選択肢が変わってしまいますので健康な状態からホームケア、定期検診を受けていただき何か起こってしまった時の選択肢を広げておきましょう♪
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目29番3号 STELLA BLDG 2F