歯を抜いた後の治療について
- 2024年9月18日
- お知らせ
こんにちは、セントティースデンタルクリニックです。
今回は歯を抜いてしまった後の治療についてお話しします🦷
歯を抜いてしまった後の治療としては、自家歯牙移植などの稀な適応ケースを除き、一般的に
① インプラント
② ブリッジ
③ 入れ歯 の3つが基本となります。
以上の3つについて、説明します。
① インプラント 保険適用外×
インプラントは、歯を失った箇所に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯(クラウン)を装着する治療法です。
(メリット)
・ 自然な見た目と噛む感覚 : 人工歯が自分の歯に近い見た目で、しっかりとした噛み心地があります。
・ 周囲の歯を削らない:ブリッジとは異なり、隣の健康な歯を削る必要がありません。
・ 骨の保持:インプラントを埋め込むことで、顎の骨が失われるのを防ぎます。
(デメリット)
・ 費用が高い : 他の治療方法(入れ歯やブリッジ)と比べて高額
・ 手術が必要:顎の骨にインプラント体を埋め込むための外科的な手術が必要で、術後の回復期間が必要です。
・ 時間がかかる:治療完了まで数ヶ月を要することがあります。インプラント体が骨としっかり結合するのに時間がかかるためです。
② ブリッジ 保険適用◯
失った歯を補うために、隣接する健康な歯を利用して人工の歯を固定する治療です。
(メリット)
・ 固定式:取り外しの必要がないため、入れ歯のように外れる心配がありません。
・ 見た目が自然:使用する材料により、天然の歯に近い見た目を得られます。
・ 噛む機能が回復:食事や会話において、失った歯を補完し、しっかりとした噛む機能を回復します。
・ 治療期間が短い :インプラントと比べて、治療期間が比較的短く、手術の必要がありません。
(デメリット)
・ 支台歯の削減:ブリッジを固定するために、隣の健康な歯を削らなければならないため、その歯に負担がかかります。
・ 長期的なリスク:支台歯に負担がかかるため、長期的に支台歯が弱くなる、あるいは虫歯や歯周病のリスクが高まります。
・ 骨の保持ができない:インプラントのように顎の骨に直接固定しないため、歯を失った部分の骨が痩せる可能性があります。
③ 入れ歯 保険適用◯
歯を失った人が食事や話すことをスムーズに行えるようにするための、人工の歯です。入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯の2種類があり、歯を部分的に失った場合には部分入れ歯、すべての歯を失った場合には総入れ歯が使われます。入れ歯は、取り外しができるため、清掃やメンテナンスがしやすいのが特徴です。
(メリット)
・ 失った歯を補うことで、食事がしやすくなる。
・ 顔の輪郭や口元の見た目を改善する。
・ 話しやすくなる。
(デメリット)
・ 装着感に慣れるまで時間がかかることがある。
・ 初めのうちは痛みや不快感を感じることがある。
・ 定期的なメンテナンスや調整が必要になる。
インプラント、ブリッジ、入れ歯は、それぞれ利点や欠点があり、選択は患者さんのお口の状態、ライフスタイル、費用に依存します。
ご検討の方はお気軽にご相談ください。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目29番3号 STELLA BLDG 2F