歯石について
- 2024年11月19日
- お知らせ
こんにちは、セントティースデンタルクリニックです。
本日は歯石についてお話します。
歯石は、歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムやリン酸と結合し、硬化して形成されたもので、歯の表面や歯と歯茎の境目に付着することが多いです。通常の歯磨きでは取り除けないため、歯科でのクリーニングが必要です。
【 歯石の種類 】
1.歯肉縁上歯石
歯茎の上に形成される歯石で、目に見えやす く、白っぽい色をしています。
2.歯肉縁下歯石
歯茎の下に形成される歯石で、暗い茶色や黒っぽい色をしており、より硬く取り除きにくいです。
【 歯石ができる原因 】
歯石の主な原因は、歯磨き不足や磨き残しによって歯垢が長時間放置されることです。特に奥歯や歯と歯の間、歯と歯茎の境目は歯垢が残りやすく、歯石ができやすい場所とされています。また、唾液の成分や体質、飲食の内容も影響を与えます。
【 歯石が与える影響 】
歯石が付着したままだと、次のような健康リスクが生じます。
・歯周病 : 歯石が細菌の温床となり、歯茎の炎症(歯肉炎)や歯周病が進行するリスクが高まります。
・口臭 : 歯石に細菌が増殖し、口臭が強くなることがあります。
・虫歯 : 歯垢の蓄積が虫歯の原因菌の活動を活発にするため、虫歯のリスクが増加します。
【 歯石の予防方法 】
1 . 毎日の歯磨き : 歯垢が歯石になる前に取り除くために、正しい方法で毎日丁寧に磨くことが大事です。特に、歯と歯の間や歯茎の境目を意識して磨きましょう。
2 . デンタルフロスや歯間ブラシの使用 : 歯ブラシだけでは取りきれない歯と歯の間の歯垢を除去するために、デンタルフロスや歯間ブラシを用います。
3.定期的な歯科検診
歯石がつく前に歯科医院で歯垢を除去してもらうことが重要です。
4.食生活の見直し
甘いものや粘着性のある食べ物を控え、唾液の分泌を促すためによく噛む習慣をつけるとよいでしょう。
歯石は、適切な予防とケアでその形成を抑えることができます。すでに歯石がある場合は、早めに歯科医院で診てもらいましょう。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目29番3号 STELLA BLDG 2F