歯肉増殖症とは
- 2025年9月3日
- お知らせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニックです。本日は、歯肉増殖症についてお話ししたいと思います。
歯ぐき(歯肉)が通常よりも厚く、大きくなって盛り上がってしまう病気です。
見た目が「歯ぐきが腫れている」ように見えますが、炎症だけでなく 歯肉組織そのものが増える のが特徴です。
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主な原因
- 薬の副作用
- 抗てんかん薬(フェニトイン など)
- 免疫抑制剤(シクロスポリン など)
- 一部の降圧薬(カルシウム拮抗薬:ニフェジピンなど)
- 歯周病や不十分な歯磨き
- プラーク(歯垢)がたまることで慢性的な炎症 → 歯肉が厚くなる
- ホルモンの影響
- 思春期や妊娠中のホルモン変化で歯肉が腫れやすくなる
- 遺伝性(まれ)
・ 家族性歯肉線維腫症という遺伝性のタイプもあります
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症状
- 歯ぐきが腫れて歯が小さく見える
- 歯と歯の間が埋まるように盛り上がる
- 歯磨きがしにくく、さらに歯周病・虫歯のリスク増加
- 出血や口臭
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治療
- 原因薬剤の変更(主治医と相談)
- プラークコントロール(丁寧な歯磨き・歯科でのクリーニング)
- 外科処置(歯肉切除術・歯周外科手術)
→ 重度の場合に、余分な歯肉を取り除く
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予防・注意点
- 日頃から丁寧な歯磨き・定期検診を受ける
- 服薬中の方は、副作用の可能性を歯科医に伝える
- 気になる歯ぐきの変化は早めに受診
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
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