着色について
- 2022年11月4日
- お知らせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニックです。
今回は、歯の着色についてお話ししたいと思います。
自分の歯を鏡で見たときに、歯に着色があったり、変色しているのが気になったことはありますか?
毎日お口にものが入ることで少しずつ歯の表面に着色(ステイン)が蓄積していきます。年齢と共に歯の色が変わっていくことは自然なことではありますが、少しでもキレイな歯を保つために、着色変色の原因対処についてお話ししていきます。
歯の色の変化の原因は、外因性のものと内因性のものとに分けられます。外因性とは、歯の表面に色素がつくことです。内因性とは、歯の内部が変色することをいいます。
・外因性の着色の原因
食べ物や飲み物に含まれる色素やタバコのヤニが歯の表面に付着して着色となります。また、口腔内の金属の材料の金属成分が溶け出し黒く着色します。むし歯の進行によっても歯の表面が茶色や黒色に変化してきます。
・内因性の着色の原因
むし歯で歯の神経を失った歯が、神経を取ったスペースから変色を起こすことがあります。また、歯の形成時期にテトラサイクリン系の抗生剤を服用することで、歯の象牙質の変色を起こすこともあります。その他に、加齢により歯の表面のエナメル質が薄くなることで、内側の黄色味かかった象牙質が見えてくることで、歯の白さが失われていきます。
では、このような原因で起こった着色に対する対処法を説明していきます。
歯の表面に付いた着色については、歯ブラシで取れる軽度なものもありますが、ほとんどの着色は自宅で除去するのは難しく歯科医院で専用の器具を用いて除去していきます。
歯の表面に蓄積したステインはクリーニングで取り除くことはできますが、むし歯や金属材料による着色は歯の治療をしなければ取りのぞけません。
神経が死んでしまった歯は内側から変色してくるので、適切な治療を行い、さらに内側からホワイトニングで漂白することも可能です。変色の程度の大きい場合や、薬剤による歯質の変色にはホワイトニングでは対応しきれない場合もあり、セラミック治療などの審美補綴治療が必要なこともあります。
原因や着色変色の程度で治療内容は変わりますので、是非一度相談ください。
一度治療により着色を取り除いても、日々の生活で再び着色は起こります。着色除去も大切ですが、着色予防も必要で普段から気をつけることがより大切になってきます。
定期的に歯科医院でクリーリングを受けていただく事も大事な予防になります。
お家では色のついた食べ物飲み物をとった後や、喫煙後に歯を磨けるとベストですが、軽くお水で口をゆすぐだけでも着色が付きづらくなります。水分補給をお茶からお水に変えるのも効果的です。
全ていきなり習慣を変えるのは難しいと思いますが、少しずつ着色の起こらない習慣に変更することは可能だと思うので頑張っていきましょう。
お悩みのことがあれば気軽に当院で相談下さい。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目29番3号 STELLA BLDG 2F