自費診療について
- 2023年10月10日
- お知らせ
こんにちは。セントティースデンタルクリニックです。
今日は自費と保険の被せ物のいくつかの違いをお話しさせて頂きます。
まず、自費の場合は、患者さんが治療や手術の費用を全額自己負担することを意味します。
これは、医療機関や医師の提供するサービスを受けるために、自分自身で費用を支払う必要があることを意味します。
それに加えて、患者さんは医療費や手術費用を直接支払う必要があります。これは、治療や手術の費用が保険によってカバーされないためです。
一方、保険の被せ物は、医療保険などの保険によって治療や手術の一部または全額がカバーされることを指します。
具体的には、医療保険の場合、患者さんは保険料を支払っており、その保険によって医療費の一部が補償されます。
保険の被せ物の場合、患者さんは治療や手術の費用の一部を保険から受け取ることができます。
ただし、保険のカバー範囲や条件によっては、全額が補償されない場合もあります。
保険の被せ物は、患者さんの経済的負担を軽減するために提供されます。
保険会社は、患者さんが支払う保険料に基づいて、治療や手術の費用を一部または全額補償します。
これにより、患者さんは自己負担額を減らすことができます。
ただし、保険の種類や条件は国や地域によって異なるため、具体的な詳細や適用範囲は、お住まいの地域や保険の種類によって異なる可能性があります。
各保険会社は、自社の保険商品に対して特定のカバー範囲や条件を設定しています。
したがって、治療や手術の費用を被せる保険の種類や内容を十分に理解し、適切な選択を行うことが重要です。
まとめると、自費の場合は患者さんが全額自己負担し、保険の被せ物の場合は医療保険などの保険によって一部または全額がカバーされることが異なる点です。
保険の被せ物は患者さんの経済的負担を軽減する役割を果たしますが、具体的な適用範囲や条件は保険会社や地域によって異なることを理解しておく必要があります。
保険治療の被せ物のメリット・デメリット
【メリット】
・安価でできる
・銀歯は強度があり欠けたり割れたりしない
【デメリット】
・銀歯だと目立つ
・銀歯以外は、被せ物の強度が弱い
・表面に汚れがつきやすい
・長持ちしにくい
保険治療の被せ物の種類について
①銀歯 (金銀パラジウム金合金)
銀歯は昔から保険治療で使われているもので、強度は強いです。
保険適用で3割負担の場合、1本あたり4,000~5,000円ほどで被せ物が入れられます。
しかし、銀歯を外した際に虫歯が進行していたというケースが非常に多いです。
金属の性質上、熱いものや冷たいもので金属が収縮することによって、セメントと銀歯の間に隙間が生まれてしまいます。
そこに虫歯菌が入ってしまうと、被せ物の内部で虫歯が広がります。
神経を取ってしまうと、 被せ物の内部で虫歯が広がっていても、痛みがなく気づきません。
気づくときは、ものを噛んだ後に歯が折れた場合などが挙げられます。
また、銀歯に使われる金銀パラジウム金合金は、長年お口の中にいると、金属イオンがお口の中で溶けていきます。
入れたときは何もなくても、急に金属アレルギーを起こしてしまう可能性もあります。
②銀歯(チタン)
チタンは主な金属の中で、最も金属アレルギーを起こしにくいと言われています。
この為、純チタン製の被せ物は金属アレルギーを有する方に対しても有効な治療となり得ます。
③CAD/CAM冠【キャドキャム冠】(プラスチック)
CAD/CAM冠はプラスチックの材料の被せ物です。
金属の価格高騰により、白い被せ物の保険適用範囲が変わり、現在は、前から4・5・6番目の歯に入れることができます。
前から7番目の歯(一番奥の歯)に関しては、歯科用金属を原因とする金属アレルギーがある場合と、上下左右の 7番目の歯がすべて残っており、左右の噛み合わせの支持があるという条件をクリアしている場合にのみ入れることができます。
自費治療の被せ物のメリット・デメリット
【メリット】
・強度があり、機能性がよい
・天然の歯と変わらないような美しさ
・セラミッククラウンの場合、金属を一切使用せず表面がつるんとしている為金属アレルギーの心配がなく、虫歯や歯周病になりにくい。
それに加えて歯の色味や美しさが何年経っても変わらない。
【デメリット】
・費用がかかる
・セラミッククラウンの場合、強い力に弱い
自費治療の被せ物の種類について
①オールセラミッククラウン
オールセラミッククラウンはセラミックのみを使った被せ物で、自然な色やツヤを持つのが特徴です。
天然歯よりも硬い素材のため、強い力で割れたり欠けたりすることがあります。
②ゴールドクラウン
ゴールドクラウンは金を使った被せ物です。
金は強度とやわらかさを兼ね備えているため、割れる心配が少ないうえに、使用するうちに噛み合わせに馴染んでいく特徴があります。
③ジルコニアクラウン
ジルコニアクラウンは、ジルコニアのみを使った被せ物で、セラミックよりも審美性や耐久性が高いといわれています。
④ハイブリッドクラウン
ハイブリッドクラウンは、セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜ合わせた被せ物です。見た目が白く透明感がありますが、セラミッククラウンよりも強度が落ちます。
人件費や使う材料費などは全て自己負担になるため、保険診療と比較するとかなり費用がかかるのは仕方のないことでしょう。
また、保険診療でも十分満足のいく治療が可能なので、自費診療を選ぶ方が良いとは言いきれません。
まずはクリニックで相談した上で、ご自分が納得いく最適な治療法を選んでくださね。
セントティースデンタルクリニック
院長 髙階 繭次
地元岸和田の小学校、中学校を卒業
2013年 大阪大学歯学部卒業
2014年 大阪大学歯学部附属病院研修修了
2015年 医療法人小室会 小室歯科難波診療所 勤務
2021年 セントティースデンタルクリニック 開院現在に至る
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